昨日、自宅で開かれていた手相会に、いつもの手相師の方がいらしていた。
ご存知の通り、妻のユミツエワンは仏画師であると同時に、チベットタロットの占い師でもあり、そのご縁で懇意にしている手相師の方が、時折こうして我が家で手相会を開いてくださっている。
以前、その方に手を見ていただいた際に、「今年の7月、体調を崩すかもしれないので、気をつけてくださいね」と言われていたのだが、まさにその通りに、先週末から発熱し、三日ほど寝込んでしまった。
いやはや、見事に寝込んだ。
昼も夜もなく眠り続け、まるで“眠り姫”のごとく、昏々と惰眠を貪っていた。それでも、これまでにもたまに起きていた症状だったので、寝れば治るとわかっており、無理をせず静かに過ごした結果、ようやく今日から日常に戻れた。
そういえば、若い頃から体があまり丈夫ではなく、何かと寝込むことが多かった。
子どものころの絵日記には、「今日も熱が出て、なにもできませんでした」といった記述が、ほぼ毎週のように並んでいて、読み返して笑ってしまったことがある。
そんなこともあってか、体に障がいのある方々に対して、ある程度の共感を持つことができる。体が思うように動かず、やりたいことができない、という悔しさやもどかしさは、少しながら自分にも経験がある。
今回、「パラスポーツフェスタくまもと」という障がいのある方のためのスポーツ大会で、ウェブ広報を担当させていただくことになった。
こうした取り組みは、まず「知る」こと、そして「体験」することから始まる。そうしてこそ、ほんとうの意味で共感が育まれていくのだと思う。
今後、本格的に広報を展開していく予定だが、ぜひ多くの方にこのイベントの存在を知っていただきたい。
https://psf-kuma.jp/
さて、昨日の手相師の方との雑談のなかで、「いやぁ、言われたとおり体調を崩しました。でも、ここまで生きてこられただけでも感謝していますし、長生きできなくても十分この世界を楽しませてもらったので、いつお迎えが来ても後悔はないですね」と話したところ、
「大丈夫ですよ、浅川さんの場合、死にかけてもちゃんと復活されるので、95歳くらいまで生きる可能性がありますよ」と、にっこり言われた。
ありがたいお言葉ではあるけれど、95歳というのはちょっと長すぎる気もするし、「復活する」って……いや、それもうゾンビか何かでは……。